ウォーキングは、簡単に始めることのできる運動のひとつです。しかし、歩いても歩いても体重に変化が見られず、あきらめてしまった方も多いのではないでしょうか?
ちょっと待ってください!
ウォーキングで痩せるには、痩せるための準備が必要なんです!
私もウォーキングダイエットを実践しながら、変化がほとんどないことに疑問をもっていました。鍼灸師という仕事柄、体のことについて調べることが多く、今回も歩いても歩いても「何で痩せないのか?」を調べてみました。
ウォーキングで痩せるために、知っておきたいこと【有酸素運動編】
中年オヤジとなり、体重が気になりはじめ、とりあえず「ウォーキングをして痩せよう」と単純な発想で始めました。1回約40分のウォーキングを週5回、何とか頑張って1ヶ月続けました。
しかし、体重に変化なくほぼ横ばい状態…。
こんなに頑張ったのにそんなはずがない!
何か原因があるではないか!と色々と調べ、今回の内容にたどり着きました。
私と同じような体験をしている方に、少しでもモチベーションアップして継続していってもらえたらと思います。
そもそも有酸素運動とは?
筋肉を動かすために必要なエネルギーは、体内のブドウ糖と脂肪に酸素を加えて燃焼させて作られています。
有酸素運動とは、軽め~中程度の負荷を体にかけて行う運動の事です。
酸素を使ってブドウ糖と脂肪をを燃焼させて、筋肉を動かすためのエネルギーを作ることから、「有酸素運動」と呼ばれるのです。
有酸素運動をすると、どうなるの?
代表的な有酸素運動は、ウォーキング・ジョギング・サイクリング・水泳などです。
ある程度の長い時間、運動を続けられるのは、体内でエネルギーを作っているからです。
「ミトコンドリア」がキーワードです!
このミトコンドリアこそが、ブドウ糖+脂肪+酸素を燃焼させてエネルギーを作っている工場なのです。
つまり、有酸素運動を続けると、体内の脂肪をミトコンドリア工場がどんどん使って、エネルギーを作ってくれるのです。
ミトコンドリアは、継続的に運動(有酸素運動のこと)をすることで「増量+活性化」していきます。すなわち、運動を続けることにより、より脂肪が燃えやすい体に変化していくのです。
このことを知ってもらえれば、「歩いても体重が減らない」→「ただ今、ミトコンドリア活性化中」と考え方をシフトできると思います。そうなれば、ウォーキングを続けるモチベーションアップにつながっていくことでしょう。
呼吸をしやすくするツボの話
今までの説明の中で、ミトコンドリアの活性化には「酸素」が欠かせません。酸素は呼吸によって体内に取り込まれます。なので、酸素を取り込む量がとても重要です。
鍼灸師の経験として、呼吸をしやすくするツボをご紹介します。
中府(ちゅうふ)
鎖骨外端の下にくぼみがあるところから、指1本分下側のところ。
押し方は、押し沈めるようにゆっくりと指を沈めていきます。(人差し指・中指・薬指の3本で押すと、押しやすいです!)
5秒押して戻すを3~5回行ってみてください。ツボは左右にあるので、両方ともに押します。
痛気持ちイイぐらいが、ちょうどいい刺激です。グリグリ押すと、すぐ下が肋骨にあたるので、痛みや不快な感覚になるので、ご注意ください。
まとめ
ウォーキングしても痩せないのではなく、体に変化が出てくるまでには準備期間が必要!
ウォーキング開始直後などは、体重の変化に一喜一憂せず、平凡な行動をどんどん積み重ねていきましょう!
次は、ミトコンドリア工場がたくさん入っている「筋肉」について、お話していきたいと思います。